靴下が歩くだけでずれる・脱げる!でもなぜ?対策は?ずれない靴下選びって?
2017/07/31
くるぶしソックスなど履いていると、ちょっと歩くだけでズルズルっとずり落ちて、あげくの果てにかかとも通り越して土踏まずまで...。そんな靴下のずれ・脱げに「イラっ!!!」としたことありませんか?
仕事中や楽しくデートで街を歩いている時、遊んでいる時などにたびたびずれた靴下を直すのもストレスですよね。
この不快な『靴下のずれ・脱げ』はなぜ起こるのでしょう?
今回はその原因について、対策と靴下選びのポイントに触れながらご説明します。
靴下が脱げてしまう原因
ちょっと歩いては、ずれた靴下を指でつまんで戻して...。
1日に1度や2度の話なら許せそうな気もしますが、脱げる靴下はとことん脱げますよね!「靴下とは歩けば脱げるもんだ」と割り切ってる方はいいでしょうけど(そんな人もいないと思いますが...)、できれば1日中快適に靴下を履いていたいものです。
靴下はなぜずれる?脱げる?
歩くだけでずれてきて、最悪完全に脱げてしまう靴下。まずは、なぜ脱げてしまうのか、考えられる主な原因は下記の通りです。
- 靴下の生地の表面が滑りやすい
- 靴下のサイズが足に合っていない
- 靴下の踵をきちんと合わせて履いていない
- 靴下のゴムが効いていない
1.靴下の生地の表面が滑りやすい
ちょうどこの記事を書いているのが梅雨真っ只中。これからどんどん気温が上がり、本格的な夏を迎えます。
よほど足の冷えを感じていない限り、夏場にウールの分厚い靴下を履く人は少ないと思います。夏用に選ぶ靴下は、さらっとした肌ざわりの涼し気なものを選びますよね。
薄くて肌ざわりが良い素材には、例えばナイロンがあります。このナイロンという合成繊維が入っている靴下は、肌ざわり半面滑りやすい特徴があり、ずれやすい傾向にあります。
肌ざわりの良さだけを求めると、滑ってずれるという思わぬ不快感まで手に入れてしまうというのが、夏の靴下選びあるあるの1つです。
2.靴下のサイズが足に合っていない
靴下は靴ほどサイズのバリエーションがありません。「22-25cm」と幅をもたせてあったり、「S・M・L」とおおざっぱに分類されているものが多いですよね。
自然と買う方も「おおよそ」で買う靴下のサイズを選択してしまっているケースも少なくないのではないでしょうか。
「サイズが合っていない」というのは、「足にフィットしていない」とも言い換えられます。締め付けがきつくて窮屈な靴下を履き続ける人は少ないかもしれませんが、逆にちょっとしたゆとりは許容している人はけっこういるのでは?
靴下が足にフィットしていない(足に合っていない)と少しの摩擦でもずれて、脱げやすくなります。今履いている靴下が足にしっかりフィットしているかどうか一度チェックしてみましょう。
ちなみに、足のサイズはきっちり左右対称ではありません。片方の足だけよく脱げてしまう、なんて人は脱げてしまう方の足に今の靴下のサイズが合っていない可能性もあります。
■□■□ ここで、靴下の豆知識 □■□■
どうして靴に比べて靴下はサイズのバリエーションが少ないのでしょう?
これは、多くの靴下には「伸縮性」に理由があります。
靴下に伸縮性をもたせることで、足首や足にフィットしずれにくく・脱げにくくなります。革靴を思い浮かべていただくとわかりやすいと思いますが、革靴は伸縮性がありません。少しでも大きいサイズを履くとぶかぶかして歩きにくいですし、小さいと窮屈でそもそも履けませんよね。
少し専門的な話になりますが、靴下の補強と伸縮性を兼ねて、合成ゴムのポリウレタンの周りをナイロンやポリエステルでカバーする『FTY糸』と、ウーリー加工という伸縮が出る加工をしたナイロンが開発されたことにより、靴下に伸縮性をもたせることが可能になりました。靴下は伸縮性を得たことにより、適合する足のサイズに幅をもたせることができるようになったため、靴のように5mm単位などで分類する必要がなくなったんですね。
3.靴下の踵をきちんと合わせて履いていない
さて、靴下がずれてしまう原因に話を戻しましょう。
今度は靴下の“履き方”に原因があるケースですね。
日ごろ靴下を履くときに“履き方”を意識したことはありますか?
靴下は踵(かかと)をきちんと合わせ、方向も合わせて履くことが基本です。適当に履いていると、足の形状に合ってない部分に余分な緩みや過度に摩擦が生じたりしてズルズルと靴下が脱げていってしまう原因になります。ひょっとすると、あなたが悩んでいるその靴下も、きちんと履けばずれにくい靴下かもしれませんので一度踵をしっかり合わせて正しい履き方で改めて靴下のフィット感をチェックされてみてはいかがでしょうか?
4.靴下の口ゴムが効いていない
オシャレなみなさんは口ゴムがヨレヨレの状態の靴下を履くことはほとんどないかとは思いますが、そこまではいかなくても口ゴムの効きが弱くなっている靴下を履いてしまっている場合はあります。
口ゴムも靴下を足(足首など)に固定させるために施されたものですが、靴下は常に様々な動作・摩擦でダメージを受けやすいものですし、繰り返し洗濯をしているうちに口ゴムの効きが弱くなっていきます。口ゴムの効きが弱くなると当然、フィット感や固定力が失われていくのでずれやすくなります。
お気に入りの靴下の口ゴムを長持ちさせる方法もありますよ!それは、お洗濯の後靴下を干す際に、口ゴム部を上にして干すことです。
逆さに干すと、水分が口ゴム部分に長くとどまり、口ゴムの劣化を早める原因になるんです。口ゴムを上にして干すようにすることで、口ゴムの劣化(伸び)をある程度防ぐことができます。
以上がちょっと歩くだけで“靴下がずれる・脱げる”主な原因です。何か心当たりのある点はありましたか?
ずれにくい・脱げにくい靴下選び
靴下は毎日のように履きますから、これからも買い替えをしていかれることでしょう。
靴下のずれの悩みから解放されるためには、前述の通り、足にしっかりフィットする靴下を選ぶこと、正しい履き方で履くことなどが基本的なポイントになってきます。
加えて、最近の靴下商品にはあらかじめ『ずれ防止』のための工夫がされているものもありますので、そういった機能をもった靴下を選ぶと心強いでしょう。
『ずれ防止機能』として、例えば靴下の内側にシリコンやそれに似た素材の滑り止めが施された靴下があります。肌との摩擦力を大きくすることで固定化しずれにくくしてあります。
また、これは靴下そのものではありませんが、簡易的な滑り止め措置としてソックタッチがあります。ソックタッチは、一昔前ルーズソックスが流行った時代に女子高生たちの必携アイテムのようになっていましたが、ルーズソックスやニーハイだけでなく、現在ではくるぶしソックスなど短い靴下にも使用されているようです。
ただ、これらには短所もあります。
シリコンなど、滑り止め用のパーツが靴下の内側に仕込んであるものは、靴を履いたりちょっと力が加わったりした際に人によってはその凹凸に違和感を感じたりする場合があります。また、ソックタッチは液状のものを足に塗りつけるため、汗などで流れてしまったり、それほど強力な粘着力があるわけではないので持続性や固定力ではやや不安があります。なので、ソックタッチは持ち歩く必要も出てきますね。
では、もっと機能的で安心できるような靴下はないの?というお話ですが...。
ゴムを靴下に直接編み込んだタイプの靴下というのがあります!
編み込んだゴムが確かなフィット感を生む!
ゴムの編み込みとは、文字通り糸状の合成ゴムを靴下に編み込んだものです。ゴムを貼り付けているわけではないので凹凸がなく、履いていても違和感がありません。なにより、洗濯している時などに滑り止め部分が取れてしまうことがありません。
また、ゴムを編み込んである部分が『面』で滑り止め効果を発揮し、しっかりと足にフィットしてより滑りにくくなっています。加えて、外側の靴や床などの地面に対しての滑り止めにも効果があるため、例えば靴の中での足の滑りを抑えて運動効率をUPし、足を疲れにくくするなどさらなるメリットもあります。
まだゴムを編み込んだ靴下を履いたことない方は、滑り止めの悩み解消+足の疲れ軽減 にぜひ一度体感していただきたいです!そのフィット感、歩きやすさにきっと驚かれるでしょう!
以下にゴムを直接編み込んだ滑り止め機能をもったおすすめ靴下をご紹介いたしますので、ぜひ気になる方はチェックしてみてくださいね。
■エアーバリエ+plus
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■フローリングにぴったりなカバーソックス
踵(かかと)部分にも弾性糸が入っていて脱げにくいだけでなく、編み込みの特殊滑り止め加工で床や靴にもしっかりフィットします。→詳細はこちら
■ぬげにくいエコノレッグのノンスリップカバーソックス
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